英語をマスターすべく、ラダ―シリーズを読み始めました。
前回映画の原作を英語で読んだ話しをしたわね。今日は小説、日本の小説の英訳を英語で読むことについてお話しするわね。ちょっと無謀かとも思ったけど、あたし川端康成の「雪国」を英語で読んでみたいって思ったの。なぜかというとね、ノーベル文学賞とった作品でしょ。一生に一度は読んでみたいと思ったの。それにノーベル賞の審査員って日本語できないでしょ。だから日本語で読んだはずがないの。きっと英語で「雪国」をリーディングしたのよ。それでもその良さが世界に認められた。ってことは雪国の英訳はよほどすばらしいに違いないってあたし思った。まずは日本語で読んでそれから英語で読んだ。この順序はまちがえちゃだめよ。英語日本語じゃなくて、日本語英語の順じゃなければだめなんだから。あたし主人公の男が雪国の旅館でとまって、朝を女と迎えるシーンがよかった。女はおしろいで顔は真っ白。そこにまっかな朝日が差し込むの。白に赤。女の白い顔が赤くそまる。これってぜったい「日の丸」思い出す描写よね。何か日本の美を象徴してる感じがしたわ。英語で読んだ審査員たちもきっとこの描写にノックアウトされたんじゃないかしら。そんな風にあたしは雪国を2ヶ国語で読んだ。次は遠藤周作の本を日本語と英語で読んでみようかしら。
大久保英語教室
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